象は鼻が長い

君が代
=君+が+代
=君(天皇)+持つ+時代・天下 … 「が=持つ」に置き換えました。
=名詞+動詞+名詞

君(天皇)が時代・天下・治世を持つという文「=SVO」です。
一つの文を名詞の様に使っています。

・我が国
=我+が+国
=われ+持つ+国 … 「が=持つ」に置き換えました。
=名詞(主語)+動詞+名詞(目的語)

「私が持っている国」という文「=SVO」です。
一つの文を名詞の様に使っています。
これも名詞句でしょうか。

・象は鼻が長い
=象+は+鼻+が+長い
=象+あり+鼻+持つ+長い
=名詞+動詞+名詞+動詞+形容詞

三上章の有名な文です。
二つの文が合体した文です。
英語で言うなら「SVOC」に似ている。

文意は「象があります、象が存在しています」と言っている。
そして「鼻は長い状態を持っている」と言っている。
この2文が合体している。

「長い(状態)」を持っている「鼻」は
誰の「鼻」かというと「象」の「鼻」だ。
その理由は「象は=象+あり」と最初に言っているからだ。

「象は=象あり」と言う時は、「象があります、象が存在します」
という意味だが、話者は「これから話すことは象のことですよ」
という意味を込めて言っている。

「私は=私あり」も同じで「これから話す事は私のことです」
という意味が込められている。